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眼科で見つかる脳腫瘍

 眼科にはいろいろな症状のかたが受診されますが、時に脳腫瘍が隠れている場合があります。症状としては「目がかすむ」、「視野に見えないところがある」、「物が二重に見える」などの症状が多いように思われます。ただ、このような症状は眼科ではよくある症状ですので、しっかりお話をお伺いして検査を進めないと見落とす可能性があります。
 今回は視野異常と脳腫瘍との関連につきお話しさせていただきます。
 図1の視野は両耳側半盲と言います。右眼視野の耳側にあたる右半分、左眼視野の耳側にあたる左半分がみえなくなる状態です。これは下垂体腫瘍の際に特異的な視野異常です。この部分の網膜の信号は左右の視神経が交わる視交叉の中心付近を通ります。その真上に下垂体があるため、下垂体腫瘍ができると圧迫されて障害を受けて視野が欠けてしまいます。下垂体腫瘍は良性のことが多く、手術で早期に切除すれば視野の回復も期待できます。



【図1】両耳側半盲(イメージ)

 図2の視野は右同名半盲と呼ばれます。左右眼で同じ側の視野が欠けて見えなくなる状態です。視交叉から後頭葉の一次視覚野に至る視放線が障害された場合に同名半盲となります。同名半盲は髄膜腫などの脳腫瘍のほか脳梗塞でも生じます。



【図2】右同名半盲(イメージ)

 このような半盲といわれる状態になっても高齢のかたの多くは、「半分視野が見えない」という訴えはされず、「何となく見にくい」とか、「右側の壁によくぶつかる」とか言われることもあります。最近の一年間でも視野検査で判明した脳腫瘍のかたが3名おみえになり、それほど稀な疾患ではありません。
 高齢のかたで白内障や緑内障がベースにあると視力低下や視野障害がマスクされてしまい、見分けるのが難しくなります。ただ、半年以内に急に視力や視野が悪くなってきた場合は脳腫瘍の可能性を考えなくてはならないことを実感しました。
掲載日:2022年6月1日  
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