それは閃輝暗点と考えられます。視野の中にチカチカ光る小さな点があらわれ、それが次第に大きくなって視野が欠けていく症状です。この症状の多くは10分から30分程度で消失し、続いて頭痛が始まります。片頭痛の特徴的な前駆症状ですが、症状が出現するのは片頭痛の10−20%に留まります。逆に閃輝暗点が出現しても頭痛が生じない場合もあります。 |
多くの場合、眼科で検査をしても異常はありません。片頭痛の原因は、頭の血管が何らかの誘因で収縮し、その後異常に拡張すると共に血管壁に炎症・浮腫をおこすためと言われています。閃輝暗点が起こる原因は、脳の視覚野の血管が収縮し、一時的に血の流れが変化するためと考えられています。チョコレートやワインの飲食でなりやすいと言われています(ウィキペディアより引用)。 |
片頭痛は女性に多く、10歳代から発症することも稀ではありません。初めて閃輝暗点や片頭痛を経験した場合や、以前から症状のあるかたでも頻度が増してきた場合は神経内科を受診されることをお勧めします。 |
<閃輝暗点進展のイメージ> |