トップページへ
受付時間・診察内容
アクセス方法
受診されるかたへ
問診票ダウンロード
目に関するあれこれ
障害者手帳について
個人情報保護について
当院の理念
院長紹介
TKコンタクトのサイトへ
予約のご案内
大きな文字でご覧になるにはこちらをクリックして下さい
目薬の点眼法について

 目薬の点眼は眼科疾患に対する重要で基本的な治療法です。しかし、点眼が苦手なかたも少なからずおみえになり、よく相談を受けます。今回はお勧めの点眼法についてお伝えいたします。

ゲンコツ法を用いた点眼の手順をお示しします。
1.手を清潔にする
 目に触れる前に、手を石鹸と水でよく洗います。
2.目薬の容器を準備する
 容器の先端が清潔であることを確認し、直接触れないように気をつけます。点眼前に容器を軽く振る必要がある目薬もあります(眼科医師もしくは薬剤師の指示に従ってください)。
3.姿勢を整える
 座るか横になり、顔を上に向けます。ご高齢なかたは姿勢が不安定になりやすいので、ソファーなどに横になって点眼するのがお勧めです。
4.ゲンコツを作る
 利き手で目薬を持ち、もう一方の手で軽くゲンコツ(拳)を作り、頬に付けます。このゲンコツを支えにして、点眼時に手がぶれないようにするのがポイントです。
5.下まぶたを引き下げる
 ゲンコツを作った手のひとさし指を使って、下まぶたを軽く引き下げます。眼球とまぶたの間に小さなポケットを作ります。
6.目薬を垂らす
 利き手を頬の上のゲンコツに乗せて、目薬を眼球とまぶたの間のポケットに1〜2滴垂らします。容器の先端がまぶたやまつ毛に触れないように気をつけましょう。角膜(くろめ)に直接垂らすのは刺激でぎゅっと目を閉じてしまいますのでお勧めではありません。
 
7.目を閉じる
 点眼後、軽く目を閉じて1〜2分間静かにし、目頭を軽く押さえて、目薬が鼻に流れ込むのを防ぎます。ぎゅっと目を閉じると目薬が外にあふれ出てしまいます。
8.余分な目薬を拭く
 目の周りにこぼれた余分な目薬を清潔なティッシュで軽く押さえて吸い取ります。この際あまり擦らないように気をつけましょう。目の周りに目薬が付着したままになっているとかぶれて眼瞼炎になることがあります。
9.複数の目薬を使用する場合
 複数の目薬を使う場合は、5分以上間隔を空けて点眼します(点眼の順番は眼科医師もしくは薬剤師の指示に従ってください)。
この方法は、ゲンコツ(拳)の上で利き手を支えることで、手が震えたり目薬がうまく入らなかったりするリスクを軽減できます。
 


小さなお子さんの場合は横になって保護者の方のお膝に頭をのせて点眼するのがお勧めです。

 
 

怖がって目を開けられないときは、目を軽く閉じた状態で、目頭のところに目薬を垂らすとまぶたの隙間から目の中に入っていき、うまくできる場合も多いです。

 
2025年1月1日掲載  
【関連コンテンツ】
点眼液の正しい使い方
上に戻る