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心因性視力障害とは

特 徴
心理的なストレスが原因で、他に何も異常がないのに視力が出なくなる病態で、小学生の女の子に多い疾患です。
それまで視力が良かったのに学校検診で急に視力低下が見つかり、眼科で近視や乱視をメガネで矯正しても視力が出ないというのが特徴です。 女の子のモヤモヤしたイラスト
症 状
視力低下以外に、視野狭窄、色覚障害、夜盲などがありますが、検査の結果のわりに日常生活での支障はあまりありません。遠視用のレンズと近視用のレンズを、両者が打ち消すように組み合わせたメガネで視力が上がることがあります。

また、目だけではなく耳が聴こえなくなく(心因性難聴)を併発することがまれにあります。
原 因
家庭や学校での環境がストレスになっていることが多いようです。原因がはっきりしないこともよくあります。
治 療
他の疾患が隠れていないかしっかり調べることが大切です。

心因性視力障害は一年以内に治ることがほとんどです。目は悪くないので必ず治ることを本人によく説明してあげることが一番です。保護者の方はあまり大げさに考えずにやさしく見守ってあげてください。

心理的ストレスの原因がはっきりしている場合には、その原因に対処していくことになります。原因がはっきりしていない場合でも、お子さんと過ごす時間を増やすとか、1日30分しっかり話を聞いてあげるとか、保護者の方がアプローチしてあげると早く良くなることがあります。
にっこりした女の子のイラスト 暗示的な要素を期待して、目薬を処方したり、度のほとんど入っていないメガネをかけていただくこともあります。

一年以上症状が続く場合には、心療内科や精神科で専門的な治療が必要になることもあります。
2009年11月1日掲載 
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