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人の目はどこまで見えるのか

果たして人間の目はどこまで見えるのでしょうか。

一般に視力とは物体の形やその存在を見分ける目の能力のことです。視力には次の4つがあります。
最小視認閾:どれだけ小さいものを見ることができるか
最小分離閾:どれだけ狭い間隔まで分離して見ることができるか
最小可読閾:どれだけ小さな文字や図形を弁別できるか
副尺視力 :どれだけ細かな直線や輪郭のずれを検知できるか
通常の視力検査で測定しているのは最小分離閾で、ランドルト環を用いてその切れ目が見えるかどうかを調べています。直径7.5mm、切れ目の間隔が1.5mmのランドルト環を5m離れたところから見分けられる人の視力が1.0となります。視力2.0のランドルト環視標の切れ目の間隔は0.75mmですから、5m離れたところから1mmにも満たない切れ目が見えるなんて驚きです。
※ランドルト環とは1909年の国際眼科学会において定められた視標で、アルファベットのCのような形をしています。視力1.0をしめすランドルト環の大きさは直径7.5mm、太さ1.5mm、切れ目の幅1.5mmです。これを5mの距離から見ると視角1’(1/60度)となります。 ランドルト環 拡大図
組織学的に検討すると、光を感じる網膜の視細胞には錐体細胞と杆体細胞とがあります。錐体細胞は明るいときに働き、網膜上におよそ500万個あるといわれています。主に色覚と図形の形状識別(≒視力)をしています。一方、杆体細胞は暗いときに働き、網膜上に約1億個あるといわれていて、主に明暗の判別と動きの感知をしています。視力は錐体細胞に依存しており、ものをみる網膜の中心窩の錐体細胞の直径は約 2 μm、視角にして約 30 秒といわれています。視力 1.0は視角に換算すると1分に相当しますから、視力1.0のランドルト環の切れ目を認識しているのは、約2個の錐体細胞ということになります。つまり、網膜の細胞レベルでは1個の錐体細胞の大きさに相当する視力2.0程度が限界のように思われます。
しかし、現実にはもっと視力の良い人がいます。

10年ほど前の番組になりますが、「ワールド☆レコーズ」という日本テレビ系列のTV番組があり、その中でケニアマサイ族の26歳の男性が視力6.0という記録を出しました。6.0というのは通常の5m視力表の0.6の視標を50mの距離から判読できるということになります。
日本テレビHP(http://www.ntv.co.jp/) → <バラエティ・音楽> → <バックナンバー> → <ワールド☆レコーズ> → <世界一決定戦> → <バックナンバー> → <2004/11/14放送分「視力世界一決定」>
◆日本テレビのホームページでは公開を終了したようです(2017/02確認)
どうしてそんなに良い視力が出せるのか理由は解明されていませんが、ものをじっと固視していても実は小刻みに眼球は揺れている(固視微動)ので、それで情報を増やして見ているという考え方や、それまでの経験から脳が判別しているという考え方があるようです。

それにしても視力6.0の世界ってどんなふうに見えているんでしょうか?
2013年3月1日掲載 
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