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 こんにちは.なんよう眼科クリニック院長の野村です。今年で当院も開院11年となりました。これも日頃当院にきてくださる皆様、地域で当院を応援してくださる皆様、当院の業務にさまざまな形でご協力くださる皆様、ならびに診療をサポートしてくれているスタッフたちのお陰であり、改めて感謝を申し上げます。
 さて、昨年は青色LEDの開発により3名の日本人教授がノーベル賞に輝きました。青色LEDができたことにより、LEDによる光の3原色がそろい、照明の世界に大きなブレークスルーがもたらされました。
 眼科の世界のブレークスルーとしては、私が眼科医になった頃に登場してきた超音波白内障手術があります。それまで白内障手術には大きな切開が必要で、1週間以上の入院が必要でしたが、超音波白内障手術は小さな切開創で済むようになりました。それに並行して折りたたみ式眼内レンズも開発され、現在では日帰り白内障手術が多数を占めるようになっています。
 もう少し新しいところでは、光干渉断層計optical coherence tomography(OCT)の開発でしょうか。これにより網膜の断層撮影が可能となり、これまで診断が難しかった疾患が一目瞭然に画像で判断できるようになりました。現在では多くの眼科で取り入れられていて、眼科診療の大きな底上げにつながっています。
 そして昨年9月に実施されました、神戸の先端医療センター病院での滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮移植がブレークスルーにつながるのではないかと思います。これまで滲出型加齢黄斑変性に対する有効な治療法が少なく、患者さんにとっては大きな朗報と思われます。今後の研究成果が期待されます。
 個人的には50歳になったことが一番のトピックです。100歳(?)まで生きるとするとまだまだ半分です。おかげさまでこれまで大きな病気や怪我に見舞われず、元気に過ごしてきました。健康な身体を授けてくれた両親と恵まれた環境に感謝しています。最近ウォーキングや筋トレも少しサボり気味ですが、健康を保てるよう頑張っていきたいと思います。同時に人生の後半はもっと人の役に立てるような生き方を模索していきたいと考えています。
 最近なかなか本を読む時間を取れないのが悩みの種です。そんな中、最近印象に残った本としては「ハゲタカ」(真山仁)があります。バブル崩壊期の不良債権を買い取っていたいわゆるハゲタカファンドの内側を描いた経済小説で、企業買収・再生の実態が克明に描かれています。そのなかでライバル社と駆け引きをしながら何十億という単位のお金を瞬時に動かしていく主人公の生き方に日本人の魂や武士道が垣間見えます。とても自分にはできない生き方ですが、一種の憧れを持って読み終えました。この本に出会って真山仁という作家にはまってしまいました。
 開院して10年を超えるとつい日々の診療に流されがちになりますが、常に新たな知識を取り入れて皆さんのお役に立つことができるよう心がけています。また、これまでの殻を破ってクリニックとしてブレークスルーできるようスタッフ一同頑張っていこうと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。
なんよう眼科クリニック 院長
日本眼科学会認定眼科専門医
野 村 秀 樹
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