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涙点プラグによるドライアイの治療について

ドライアイには点眼による治療が有効ですが、それでも良くならない場合には涙点プラグ挿入術を検討することになります。通常、涙はその大半が目尻のほうにある涙腺から分泌され、目の表面を潤した後、上下のまぶたの目頭側にある涙点という小さな穴から鼻涙管を通って鼻のほうに流れていってしまいます。

 涙点プラグ挿入術とは、その涙点にシリコン製の小さな栓をはめ込む方法です。つまり、お風呂に栓をしてお湯を溜めるようなイメージでしょうか。

 実際の挿入方法は、点眼麻酔をした後、専用のフォルダーに装填された涙点プラグ(図2)を涙点に押し込むだけなので、ほとんど痛みもなく2〜3分で終了します。ただ、費用が健康保険3割負担のかたの場合、片眼の上下どちらかひとつに涙点プラグを入れると3200円程度(通常の診察。検査料やお薬代とは別に)必要です。両眼の場合やさらに上下両方の涙点に入れる場合にはさらに費用がかさむことになります。
涙点プラグの写真
【図2】
 プラグははめ込むだけで縫い付ける訳ではありませんから、もし術後に異物感が強かったり、涙があふれてくるような場合には簡単に除去でします。逆に強くこすると外れてしまうこともありますから、せっかく高額な費用をかけていただいても、極端な場合、1週間後にはもうプラグが外れてなくなっているという可能性もあります。

 そのほかのデメリットとしては、挿入時に深く入りすぎて取れなくなったり、目やにが増えたり、長期間入れていると涙点のところに肉芽ができて疣(イボ)みたいになったりすることがあります。

 ただ、涙点プラグによりドライアイの症状が改善するかたも多いので、目薬だけでは眼の渇きがよくならないというかたは、一度検討されてもよいかと思います。

2014年3月1日掲載 
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