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こどもの注意すべき症状について
 こどもは視力が未発達で生まれたときには0.02程度しかありません。それが徐々に発達して5歳くらいに1.0に達します。もし目に異常があると脳にきちんとした情報が届かなくなり視力の発達が妨げられて弱視になってしまいます。こどもは自分の症状をきちんと伝えられませんから、保護者のかたに注意していただきたいと思います。今回、日本眼科医会より出されましたパンフレットのなかに「注意すべきお子様のしぐさとは?」という項目がありましたので紹介させていただきます。
注意すべきお子様のしぐさとは?
(日本眼科医会パンフレット「3歳児眼科検診のおすすめ」より)

ひとみが白く見える、光って見える
目の大きさ、形がおかしい
目がゆれる
めやに、涙が出る
目の位置がおかしい、ずれる
まぶしがる
首を曲げる、頭を傾けて見る
片目をかくすといやがる
片目をつむる
目を細めてみる
TVを前で見る
顔を横にしてTVを見る
まばたきが多い

 上記のような症状がある場合、斜視、弱視をはじめ、先天白内障、網膜芽細胞腫、先天鼻涙管閉塞などの疾患がある可能性がありますので、早めに近くの眼科へ受診されることをお勧めいたします。視力や立体視が発達する期間は6歳頃までと言われております。おかしいなと思ったら様子を見るのではなく、きちんと診察を受けましょう。
2012年2月1日掲載 
【関連コンテンツ】
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